しぐさ・気持ち

インコの気持ち。飼い主に見せるしぐさや行動の意味を読み解く。

更新日:

 
 
 

インコが見せる表情豊かなさまざまな仕草や行動は愛嬌があって可愛らしいものです。

でもその行動を「可愛らしい」ととらえるのではなく、何らかの意味・メッセージが込められていると考えてみましょう。

インコの気持ちを理解することができればより楽しく過ごせるはずです(*^^*)

この記事ではインコのしぐさや行動がどんな意味があるのかを理解してもらえるように解説 しています。

また、自分の経験や知識だけではなく、次の飼育専門書も参考にしています。

この5冊のうち何冊に同じことが書いてあるのかを「(3冊/5冊中)」という表現で書いています。
 
 
 

普段から見られる日常的な行動

まずは普段からみることのできる、比較的日常的な行動から紹介します。
 
 

首をかしげるのは観察中(4冊/5冊中)

インコが首をかしげるのは興味を持ったものをしっかりと観察する時です。
 
首をかしげるのは何かをしっかり観察しようとしているサイン
 
インコは片目で見たほうが焦点を合わせやすいためにそうするそうです。

「おっ、どうした、何か見つけた?」 といった感じで観察してみましょう。

ただしずっと首を傾げ続けているのは病気のサインの可能性もあるので、おかしいと感じたら獣医に相談しましょう。
 
 

伸びは行動の準備中(4冊/5冊中)

左右片方の翼・足を伸ばし、次に逆を伸ばします。

「開始行動」というものでくつろいだ状態から何かを始める時に行うことがあります。
 
片方の羽・足を左右交代で伸ばすのは何かをしようとするときの行動
 
私たちも目覚めて行動前に背伸びしたりすることがあると思いますが、それと同じようなものです。

伸びた後に何をするのか観察したくなりますね。
 
 

くちばしを擦り合わせる(3冊/5冊中)

くちばしをギョリギョリ擦っているのは眠いときやリラックス安心しているような状況で行います。
 
クチバシこすり合わせるのは眠いサイン
 
明日に備えてくちばしを研いでいるという意見もあるようです。

このような行動が夕方に見られるなら、休息が取れるようにしてあげましょう。
 
 

全身を伸ばして細くなる(2冊/5冊中)

全身をシュッと伸ばして細くなる仕草には

  1. 面白そうなものを見つけた時の興奮
  2. 不安や緊張が高まっている時

この2つの気持ちがあります。
 
全身を伸ばしているのは面白いものを見つけたか、緊張がたかまっているかのサイン
 
状況を見てどちらの反応なのか判断して接しましょう。
 
 

インコも目が点になることも(1冊/5冊中)

インコも瞳孔が縮み、文字通り 「目が点」 になることがあります。

その意味には

  1. 喜びや驚き
  2. 怒っている

この2つがあります。
 
喜びや驚いたときにはインコの目がてんになるようなこうどうがあります。
 
状況を知っていればどちらの感情表現かはわかると思います。

怒っているようであればそっとしてあげましょう。

ちなみにコザクラインコなどは目が全体的に黒いのでわかりにくいこともあります。
 
 

グイッと身を乗り出すのは興味しんしん(1冊/5冊中)

インコは面白そうなものがあると、首を伸ばすように身を乗り出すことがあります。
 
インコが前のめりになるのは興味があるものを見つけたとき。
 
もともと警戒心の強いインコですが、興味を示すのはどんなものなのでしょうか(^^)
 
 

物陰からチラチラ覗き見(1冊/5冊中)

放鳥時などに物陰に隠れるようにしながら、こちらをチラチラ見るような仕草をすることがあるそうです。
(私は見たことがありませんが…)

多くの場合はインコが遊んでいるのですが、まれに何かを警戒している場合にも行うそうです。

基本的には「いないいないバァ」をして遊んでいると思っていていいでしょう。
 
 

ジーッと1カ所を見つめる(1冊/5冊中)

首をかしげながらすることが多いです。
 
じーっとみる
 
前述した行動と同じような意味になりますが、好奇心・興味があるものをジーッと観察している状況です。
 
 

くちばしをあけてあくび(2冊/5冊中)

私たちもあくびしますが、インコの場合もほとんどの場合は安心している状況や眠い時の行動です。

インコは緊張している時にあくびをして自分を落ち着かさることもあるそうです。
 
 

鏡に映る自分に興味しんしん(2冊/5冊中)

鏡に映る自分を仲間・他のインコだと思い、 相手を観察したりコミュニケーションをとろうとしています。

あまり鏡を見せすぎると鏡に映る自分に発情することもあるので注意しましょう。
 
 

メガネや光り物をつつく(2冊/5冊中)

インコのオスはとくに光るものに興味を示しやすい性質があります。

メガネや光り物をつついたり観察するのには

  1. 面白い・興味があるから
  2. 敵と思って攻撃している

このような2つの意味があります。
 
光物をつついている。興味がるか敵意があるかのどちらか
 
様子を観察すればどちらの意味か、わかるはずです。

どちらの意味にせよ、壊されて困るものは見えないようにしておきましょう。
 
 

薄暗い・狭い場所にもぐり込む(2冊/5冊中)

本来インコは薄暗くて狭い場所を好む性格のため、異常な行動ではありません。

良くいえば安心して過ごせる場所に入ろうとしているのですが、その場所を巣にして発情のきっかけになることもあるので、繁殖時以外はそういった行動が取れないようにしましょう。
 
 

安心・喜んでいるときの仕草

楽しそうにさえずる(5冊/5冊中)

インコが気持ちよさそうに楽しそうにさえずっているのは機嫌が良い状況を表現しています。

ゆっくり過ごせているのでわざわざ放鳥しなくても構いませんし、遊ぶのも良いでしょう。
 
 

羽づくろいはリラックス中の行動(4冊/5冊中)

インコが羽づくろいをするのは安心できる環境・状況の時です。
 
羽ずくろいはリラックスできているサイン
 
羽を膨らませながら羽繕いすることもあります。
 
 

頭や肩にのってくるのは2つの意味が(2冊/5冊中)

飼い主の頭や肩に乗るのは飼い主の行動に興味を示し、近くで見てみたいという好奇心の表現です。

他には近くに寄り添っていたいけど触られたくないようなときも乗ってくることがあります。
 
 

頭を上下に振って踊る(3冊/5冊中)

インコは楽しい時には頭を上下に振り、情熱的なダンスを踊るような仕草をすることがあります。
 


 
あまり見られない行動ですが、個体によってはよく見せてくれる子もいます。
 
 

冠羽が寝るのはリラックス(2冊/5冊中)

冠羽が寝るのは気分がリラックスしているサインです。
 
冠羽がねているのはリラックス
 
普段の冠羽の状態と見比べてみましょう。
 
 

床に伏せて寝る(2冊/5冊中)

インコは本来、何かあったらすぐに逃げれるよう枝などにとまって立ったまま眠りますが、安心しきっていると床に伏せるような状態で眠ることもあります。
 
床に寝るのは安心しきっている
 
このような姿を観察できたときは、インコが安心できる環境を提供できている証拠ですね。
 
 

注意しておきたいインコのしぐさ

冠羽をピンッと立てるのは緊張(2冊/5冊中)

冠羽が寝ているのに対し、ピンッと立っているときは周囲に警戒・緊張していたり、何かに集中しているサインです。

不意に手を出すと驚かせたり噛まれることになるかもしれますん。

周囲に緊張させる原因がないか確認し、可能ならそれを除きましょう。
 
 

尾羽を大きく開いて威嚇(4冊/5冊中)

インコが大きく尾羽を開くのは威嚇を意味します。

尾羽を開くことで自分を大きく見せ、虚勢を張ろうとしているのです。
 
 

顔の羽毛を膨らませて揺れるのは怒り(2冊/5冊中)

顔の羽毛を膨らませながら身体を左右に揺らすのは敵意を表現しています。
 
怒っているサイン
 
私は実際に見たことがありませんが、顔の羽毛を膨らませるだけの個体や、膨らまさせずに左右に揺れるだけの個体もいるそうです。
 
 

顔の羽毛を膨らませて息をフーッと吹く(4冊/5冊中)

こちらも見たことがありませんが…

顔の羽毛を膨らませて眼光鋭く相手を向いて息をフーッと吹いているのは怒っているサインだそうです。

息を吹かずに威嚇するような鳴き声を出す場合もあります。
 
顔の羽を膨らませて息を吐いているのはおこっているサイン
 
構おうとせずにそっとしておきましょう。

もしくは怒りの対象がわかれば、それを除くようにしましょう。
 
 

背中に顔をうずめる(2冊/5冊中)

背中に顔をうずめるのには

  1. 寒くてこごえている
  2. 熟睡している
  3. 病気などで弱っている

これらの意味があります。
 
顔を羽にうずめるのは寒いときのサイン
 
保温もしているのに長時間この体勢で過ごしているときは病気を疑いましょう。
 
 

羽毛を膨らませてじっとしている(4冊/5冊中)

羽毛を膨らませてじっとしているのも寒い時のサインです。

ただし、顔をうずめるときと同様に環境を整えても膨らませたままの場合は病気の可能性もあります。
 
 

両羽を大人しく広げている(2冊/5冊中)

インコは暑くても汗をかくことができないため、両羽を広げて熱を逃がそうとします。

インコが暑いなら飼い主も暑いはずです。

熱中症予防のために空調を調整しましょう。

また、直射日光が当たるような場所にケージを置いているのであれば移動させましょう。
 
 

バタバタッと両羽を開く(4冊/5冊中)

両羽をバタバタッと開くのはなにか嫌なことが起こった・起こっている行動です。

こちらが何かをしているのであれば 「もうやめてよ」 という意思表示かもしれません。

また、放鳥中でまだ遊び足りない時にケージに戻そうとすると、 「まだ遊んでいたい!」と抵抗の意味 でばたつかせることもあります。
 
 

ケージなどにつかまり羽・尾羽を広げる(2冊/5冊中)

ケージなどインコのテリトリーで見せることが多いしぐさですが、羽や尾羽をいっぱいに広げるのは自分の縄張りだとアピールしているサインです。
 
ケージにつかまって羽を広げているのは縄張りの表現
 
無理に離そうとせず、インコの行動が収まるのを待ちましょう。
 
 

飼い主へ要求・アピールしている行動

止まり木などで右往左往(5冊/5冊中)

止まり木などで右往左往、行ったり来たりしているのは放鳥してほしい・外で遊んで欲しいというアピールです。

余裕があれば放鳥してストレス発散させてあげてください。
 
 

つばさを浮かせるようにワキワキ動かす(4冊/5冊中)

私たちが肩が凝った時に肩を上げ下げするようなイメージです。
 
羽を方から上げ下げしているのは遊んでほしいなどのサイン
 
インコもつばさを浮かせるような行動をとることがありますが、

  1. 遊んで欲しい
  2. おやつください

などやりたいことがある・おねだりのサインです。
 
 

尾羽を振るのは行動終了(3冊/5冊中)

遊んでいたのにじっとして尾羽を振っているのは それまでしていたことを終えるサイン です。

無視して放置しておくと退屈して問題行動にうつることもあります。
 
 

毛づくろいしてくれる(3冊/5冊中)

飼い主に毛づくろいをするような行動をとることがあります。

これは気を許せる相手にしかしないスキンシップです。

信頼の表現でもあるので喜ばしいことです。
 
 

頭を下げて近づいてくる(5冊/5冊中)

頭を下げて前傾姿勢となって近づいてくるのはなでてほしいという甘えてくるような行動です。
 
頭を下げて近づいてくるのは撫でてほしいサインかも
 
なでれる状態なのになでないでいると、 「あれ?なでてくれないの?」 と上を見上げることもあります(笑

頭や頬など好きな場所をなでなでしてあげましょう。
 
 

視線をそらす時はそっとしとく(2冊/5冊中)

見つめてたり遊ぼうと手を差し出した時などに視線をそっとそらされたことがありませんか?

そんな時は「見ないで・そっとしておいて」というような意味です。

インコのペースでゆっくりと過ごさせてあげましょう。
 
 

足で身体をかくのは退屈のサイン(1冊/5冊中)

インコが足でゆっくりとあごや首、その他の場所を掻くことがあります。
 
片足であごなどを掻くのは暇なサイン
 
鳥は痒い時は足ではなく、くちばしを利用します。

足でかくのは「退屈〜、遊んで〜。」を表現する行動です。

ぜひ一緒に遊んであげてください(^^)
 
 

髪や服にもぐりこもうとする(3冊/5冊中)

前述した狭い場所に入ろうとするのに近い行動ですね。

髪や服にもぐりこもうとするのは飼い主に甘えているか、発情の相手と認識してしまったかのどちらかです。

甘えるにしても別の方法で遊んであげればいいですね。甘えが発展して発情につながるのもいけないので、もぐりこもうとするのを阻止しましょう。
 
 

肩乗りで耳を噛んだり服や髪を引っ張る(4冊/5冊中)

肩に乗って耳を噛まれたことがありませんか?

これは別のことに集中している飼い主の気を引こうとしているサインです。

他にも、服や髪を引っ張って気を引こうとすることも同じ意味です。

そこでひとつ注意したいのは噛まれた時の対応です。

噛んだあとに相手をしてしまうと 「噛めば相手をしてくれる」 と勘違いしてしまうことも。

噛まれたら無視するか注意し、時間をおいて遊んであげましょう。

また、ストレス・イライラをぶつけているという可能性もあります。

いずれにせよすぐにインコの思い通りの行動を取らないことが大切です。
 
 

小物を落として眺める(3冊/5冊中)

インコは遊びの1つとしてテーブルなどからおもちゃや小物を落とし、それをじっと眺めたりします。

  1. 音や落ちる様子を楽しんでいる
  2. 飼い主に拾ってほしい
  3.   (遊んでほしい)

このようなことを示しています。
 
 

愛情表現・求愛行動

止り木にクチバシをコツコツ(2冊/5冊中)

止まりきにクチバシをコツコツと打ち付けるような行動をすることがあります。

これはとくにオスが良く行う愛情表現のひとつといわれていますが、メスが行うこともあります。

愛情表現以外にも音を出して遊んでいるだけのこともあるようです。
 
 

止り木でおしりをこする(3冊/5冊中)

止り木以外で行うこともありますが、インコがおしりをこすりつけることがあります。
 

 
その行動のほとんどは発情しているときに見せる仕草です。

頻繁にこのような行動を見せるときはオスが発情過多な状態です。

メスとの飼育ではオスの発情がメスに影響を与えることもあるので、オスでもフォージングを行いましょう。
 


 

食べたエサを吐くのも愛情表現(4冊/5冊中)

エサを食べた後に頭を上下に振って吐いてしまうことがありますが、これも愛情表現のひとつです。

しかし、頻繁に吐いてしまったり、左右に顔を振って嘔吐する場合は病気の可能性もあります。

そのような行動が続くようなら病院の受診も考えましょう。
 
 

羽の隙間にちぎった紙をさす(3冊/5冊中)

コザクラインコのメスによくみられますが、オスやその他のインコでも同様の行為を見せることがあります。
 


 
羽の隙間などにちぎった紙など巣の材料になるものを挟み込むことがあります。

巣作りの多くは発情のサインです。
 
 

コラム:インコの行動と気持ちが解れば飼育もより楽しく

今回はインコの行動・しぐさとその意味や気持を紹介してきました。

このようにインコはいろんな仕草で自分の気持ちや状態を表現してくれています。

私たちがそれをどれだけ読み解けるか・汲みとれるかってところが大切になると思います(^^♪

でも実際は全く関係のないときに思わせぶりな行動をとってみたりと、なかなか難しいところも…

もともと人間とインコは違う生き物同士なので完全に理解できるってことはなかなかないと思います。

それでもインコのしぐさを観察していたり、一緒に過ごす時間を作っていれば、なんとなく「あ、これがしたいのかな」とか予想がついてくるもんです(笑)。

たぶん私のインコの気持ちの正解率は…80点!(根拠なし)

はじめは解らなくても、いつのまにかわかるような気がしてきます。そうなってくるとインコとの生活ももっと楽しくなってきますよ。
 
 

  • この記事を書いた人

meganuma

-しぐさ・気持ち

Copyright© インコ・オウムとのハッピーライフ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.