しつけ・遊び

インコの問題行動とその対処方法。原因に合わせた対策を。

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私たちがストレスがたまると人によっては過食だったり衝動買いだったりしますが
これは周囲へ迷惑をかけなければとくに問題になるものではありません。

しかしこれが自分の子どもだったり周囲の人などに迷惑をかけることとなると
それは 問題行動 となり改善・対処しなければならないものになります。

それはインコであっても同じです。

例えば…

  • 噛みついてしまう
  • よく鳴く
  • ところかまわず糞をする
  • 他者に攻撃する

これらは野生インコなら本来の姿と言ってもいいものだと思いますが、
飼育されているからこそ問題とみなされて、問題行動となってしまいます。

この記事では

    インコの飼育していたらよく見られる問題行動
    問題行動に至る原因
    問題行動への対処方法

これらのことが分かるように書いています。
 
 

インコの気持ちになり原因を探る

インコが問題行動をするのにはそれなりの原因があるものですが、
原因をみつけることは難しいものです。

  • 寂しい
  • 退屈を感じる
  • 怖い思いをした
  • 環境の変化・ストレス

あくまで一例ですがこのようなことが原因となりやすく
このような点がないかを考えてみましょう。

起こった問題行動を解消することも大切ですが、一番大切なのは問題行動を予防することだと思います。
 


 
 

よくみられる問題行動と原因・対処方法

それではインコの飼育でよくみられる・経験する問題行動の種類と、その原因と対処方法についてです。
 
 

噛む・噛み癖がつく

よくみられる問題行動の中でもとくに多いのが 噛む ということです。

なにかしら不満があったり機嫌が悪いときに触ろうとすると噛まれることがあります。

原因は様々ですが、噛まれた時の対処によっては噛み癖がついてしまうこともあるので注意が必要です。

その原因と対処方法は次の通りです。
 
 

噛む・噛まれる原因

噛む・噛まれる原因としては次のことが挙げられます。

  • 飼い主の気を惹きたい
  • 発情・興奮している
  • 第1・第2反抗期
  • 飼い主ペースで構いすぎる
  • なわばり意識が強い

 
 

飼い主の気を惹きたい

飼い主の気をひきたくてあえて噛んでくることがあります。

とくに幼鳥期から若鳥期で飼い主からの愛情が足りなかった場合には噛むという問題行動になりやすいそうです。
 
 

発情・興奮している

発情すると普段よりもなわばり意識が強くなり、興奮しやすくなります。

興奮しているとどうしても噛みやすくなるのでこちらが注意するしかありません。
 
 

第1・第2反抗期

インコの成長・発達段階でも人間と同じように第1・第2反抗期があります。
 
インコが指に噛みついている
 
生理的なものなので仕方ないところもありますが
噛まれた時の対処方法だけはしっかりとしておく必要があります。
 


 
 

飼い主ペースで構いすぎる

インコも飼い主に遊んでもらったりコミュニケーションをとることは好きですが
インコのペースを無視してかわいがりすぎるとストレスとなり噛むという問題行動になりがちです。

インコは規則的な生活を好む傾向にあり、自分の一日の流れ・スケジュールというものがあるものです。

かわいがりたい気持ちは大切ですが、ほどよい距離感を意識しましょう。
 


 
 

なわばり意識が強い

なわばり意識の強さは個体差がありますが
なわばり意識が強いインコは飼い主であっても噛みつくことがあります。

飼い主からすれば「準備してやった場所」であっても
インコにとっては「自分が見つけたなわばり」と思っても不思議ではありません。
 
 

病気やケガによるストレス

病気での辛さやケガによる痛みでストレスをため込むことがあり
これらが原因のストレスでも飼い主を噛むことがあります。
 
 

噛まれても驚かないような対処方法を

予測できない噛みつきにはびっくりして「痛っ」などと声を出して反応するのが普通だと思いますが、
インコはその行動をみて「喜んでくれた」「反応してくれた」と勘違いすることがあります。

冷静を装って指をそっと離します。
または口の方向に軽く押し込むことで簡単に離してくれます。
 
指をかまれてもまずは落ち着いて反応しないように。無視します。
 
ケージ内にいるのであればそのまましばらく放置・無視し
放鳥中ならケージに戻してそっとしておきます。

「噛んだらつまらなくなる・相手にされなくなる」と認識させるのがポイントです。

また、インコと遊ぶときに噛みつかせるような遊びはダメです。
それこそ「飼い主の気をひくために」と噛み癖がついてしまいます。

噛まれたからといって怒りすぎるのはよくありません。

興味を示してくれたと認識することもありますが、
怒られることでストレスとなって別の問題行動に発展することも考えられます。

発情によって興奮して噛むのは仕方ないところもありますが、
本来ならインコの発情は寒い時期から暖かくなる時期の年に一回程度です。

発情行動が頻繁になって噛むことも増えるようなら発情管理も大切です。
 
 

鳴く

鳴く原因や鳴き方もいろんなものがありますが、
最も多いのは飼い主を呼ぶときの「呼び鳴き」です。

鳴き声も大型インコになるほど声も大きくなるので、近所への迷惑になることも。

鳴く問題行動は比較的原因がわかりやすいと思うので、
対処方法もわかりやすかったりします。
 
 

鳴く問題行動の原因

鳴くという問題行動の原因は次のようなものがあります。

  • 飼い主を呼ぶ呼び鳴き
  • 興奮している
  • 恐怖・危険を感じている
  • 助けを呼んでいる
  • 言葉を覚えようとしている

 
 

飼い主を呼ぶ呼び鳴き

呼び鳴きの原因には次のことがあります。

  • 飼い主いなくて不安・さみしい
  • 飼い主の気をひきたい
  • 退屈している

 
 

興奮している

発情していたり興奮していると鳴くことが多くなります。
発情期はイライラしやすい時期でもあるためそれで鳴きやすくもなります。
 
 

恐怖・危険を感じている

外に天敵となるカラスや猛禽類など肉食動物が見えたり
荒いお世話をされた人がいたりすると、恐怖・危険を感じて鳴くことがあります。

とくに命にかかわるような状況では鳴き方が普段とは違うのでわかりやすいです。
 
 

痛みがあるとき

足が挟まってしまったりケガなどで痛みが伴うときなど
インコは呼び鳴きで教えてくれていることもあります。

こんなときも普段とは異なるような鳴き方をするのですぐに駆け寄ってみましょう。
 
 

言葉を覚えようとしている

インコはひとりのときにも言葉を覚えようとしています。

はじめはゴニョゴニョと何を言っているかわかりにくいのですが
少しずつ覚えたい言葉がはっきりしてきます。
 
 

呼び鳴きの対処方法、2つのポイント

呼び鳴きの対処方法としては2つのポイントがあります。
 
 

ポイント①


すぐに対応しない


「鳴きさえすれば来てくれる」と思わせないことが大切です。

鳴くときに「静かにして」などと注意したり怒ったりしても
インコは言葉はしゃべれても意味は理解できません。

「飼い主が反応してくれた」と勘違いしてしまいがちなので
まずはすぐに反応しないようにしましょう。

ただし、異常な鳴き方をしている場合はすぐに駆け寄ってあげましょう。
 
 

ポイント②


静かになったら褒める


呼び鳴きが終わったら近付いて静かになったことを褒めてあげましょう。
 
インコが静かになったら褒めてあげます。
 
呼び鳴きをやめたことを褒めることで、「静かにしていたらいいことがある」と認識してくれるかもしれません。

しかし飼い主も常に家にいるわけでもないので、どうしても退屈してしまいがちです。

そんなときはひとり遊びができるようにフォージングを取り入れると不在時の呼び鳴きを予防できるかもしれません。
 


 
 

その他、鳴きへの対処方法

いちばん効果的なのは原因に合わせた対処方法をすることです。

発情して興奮気味になっているのであれば、フォージングを取り入れて気分転換を図ります。

周囲になにか危険・不安に感じるようなものがあれば、それを取り除くか見えないように工夫してあげましょう。

言葉の練習についてはインコも頑張っているので見守ってあげましょう。

呼び鳴きが続いてどうしても原因がわからず困るようなときは病気などの可能性も あります。

病気・ケガのチェックも飼い主の役割のひとつなので、動物病院で相談するなどの方法も有効です。
 
 

ストレスによる毛引き

毛引きとは自分で羽毛を抜いてしまう行動をいいます。
 
インコが羽を引き抜いている
 
 

毛引きの原因

主にストレスが原因でこのような問題行動をとります。

ストレス以外にも

  • 病気
  • ストレス
  • 寄生虫
  • 栄養障害
  • 衛生問題

このようなことが影響していることもあります。
 
 

毛引きの対処方法

健康や衛生面での毛引きも起こりやすいため、 明らかなストレス要因がなければまずは病院を受診 しましょう。

健康面や衛生面に問題がなさそうなら毛引きが始まる前のことを思い出してください。

  • 飼育環境の変化
  • 退屈させていないか
  • 愛情が足りていないのでは

このようなことを見直し、改善できるところがあれば改善してあげます。

ストレス発散にもフォージングなどを取り入れるのもひとつの手段です。
 
 

飼い主の手をこわがる

コミュニケーション・スキンシップの基本にもなる「飼い主の手」をこわがることもあります。
 
 

過去のトラウマが原因に

過去に無理やり掴まれたり、手に触れることで不快な体験をしたことが原因でトラウマとなり、手を怖がるようになります。

飼い主は不快な思いをさせたつもりがなくても、相手は小さな動物です。

気づかないうちに信用が損なわれてしまうこともあります。
 
 

おやつを利用し信用回復

おやつは必須ではありませんが、おやつを利用することでインコが近づいてくれやすくなります。

すぐに信用回復はできないかもしれませんが、おやつをつまんでゆっくりと差し出しましょう。

無理に近づけず、インコが近づかないなら手を引きます。

この辺は手乗りインコにするための手順などが参考になると思います。
 


 
 

ケージに入りたがらない

本来ならゆっくりできるはずのケージ(自宅)ですが、ケージに入るのを嫌がるケースもあります。
 
 

ケージに入りたがらない原因

ケージに入りたがらない理由は主につぎの2つがあります。

  1. ケージの中がつまらない
  2. ケージの外が楽しすぎる

 
 

ケージに戻るメリットを大きくする

放鳥の時間の方が楽しいのは当然だと思いますが
放鳥中に次のことをやっていると ケージに戻るメリットが少なくなります。

  • おやつ・エサで満腹になる
  • 放鳥中にたくさん関わる

エサはケージ内で与え、放鳥中は少しのおやつにしましょう。
もしくはケージに戻れたらおやつを与える程度でも充分です。

ケージ内で退屈しないようにフォージングを取り入れるのも有効です。
また、ケージにいるときに関わりをとくに持てるようにしましょう。

「ケージに戻る方がメリットがある!」と認識できるのが重要です。
 
 

パニックを起こしてしまう

パニックを起こすのは飼い主や飼育環境に原因があります。
 
急な物音などでインコはパニックを起こしてバタバタと暴れてしまいます。
 
とくにオカメインコはパニック(オカメパニック)を起こしやすいため、注意してあげましょう。
 
 

パニックを起こす原因

パニックを起こす主な原因は次のようなことがあります。

  • 急な大きな音がする
  • 突然明るくなる

これ以外にも飼い主的には原因がわからなくても
勝手にパニックになってバタバタすることも稀にあります。

またお迎えしたばかりのインコでは飼い主の生活習慣がわからないので
ちょっとしたことでびっくりしてしまうこともあります。

逆にインコ初心者なら付き合い方に慣れないため
悪気がなくてもインコを驚かせてしまうような行動をとってしまうこともあります。
 
 

パニックを起こさせないために

基本的なことですが、インコがいる場所で照明や音など急な変化が起きないように注意します。

たまにありますが

  • テレビをつけたら大音量だった
  • 鍋や皿を落としてしまう

など防ぎようがないところでもありますが、こんなことにならないように意識しましょう。

また真っ暗な部屋を急に明るくするのはもちろんダメです。
明るくなることがわかるようなことをして照明を点けるなどしましょう。

とくにお迎えしたばかりのインコとの生活では驚かせないように意識しましょう。
 
 

飼い主に攻撃的になる

飼い主に対しても攻撃的になることもあります。
 
 

攻撃的になる原因

インコにとって

  • 苦痛になることをする
  • 自由にさせすぎる

このようなことをしていると、インコが飼い主よりも優位であると勘違いし
自分より下位と捉えられた飼い主は攻撃の対象となることがあります。

また、発情期になると興奮しやすく攻撃的になるインコもいます。
 
 

飼い主優位であることを示す

インコが自分優位と認識している場合は
放鳥中なら飼い主よりも高い位置で過ごす時間が多かったり
要求ごとが多かたりします。

ケージの位置や遊ばせる場所は飼い主の視線よりも下の位置にします。

また、インコの要求をなんでも受け入れることはやめ
飼い主がリードするかたちで放鳥・お世話をするようにしましょう。
 
 

家族・同居人に攻撃する

お世話をするのが飼い主だけだと、家族や同居している人を攻撃することがあります。
 
 

家族や同居人を攻撃する原因

飼い主や特定の人にだけ懐いているとそれ以外の人との触れ合いもなく
飼い主以外なら自分の方が優位だと思ってしまいます。

また、インコのお世話をせず飼い主と親しい姿を見せつづけることで
「ライバル」として認識されることもあります。
 
 

誰も攻撃されないために

飼い主だけではなく一緒に住む人が攻撃されないようにするためには
飼い主だけではなく家族でお世話をすることが大切です。

エサを与えたりすることで、有益なことをしてくれる人だと認識してもらいましょう。

自分にエサもおやつもくれない、接してもなんのメリットもない人を作らないことです。

また前述したように、家族よりも高い位置に行かないようにすることも忘れずに。
 
 

知らない人になつかない

個体差がありますが、知らない人になつかないことは多々あります。
 
 

知らない人になつかない原因

私達でも知らない人に気を許すことができないので、インコならなおさらですね。

また、初見の人に無理に触れられたりしつこく接された経験があると
知らない人への警戒心がより強くなります。
 
 

知らない人の協力が大切

ほとんどの人はインコを見かける機会は少ないので
インコをみつけてしまうと珍しくて安易に近づいてしまいがちです。

そこは飼い主としてインコは臆病な性格であることを理解してもらい
インコがその人に慣れてから近づいてもらうようにしましょう。

飼い主がその人と接しているのを見て、インコも少しずつ慣れてくれます。

慣れてきてもすぐに触るのではなく、

  1. 近づいてみる
  2. 声をかける
  3. 手を近づける

このように少しずつ接してもらえるようにします。
 
 

放鳥中にフンをする

インコの放鳥中にフンをされたことは、ほとんどの人が経験することです。
 
 

フンを溜めれないのが原因

インコは人間と違い
フンを腸内にためて好きなタイミングで排泄することができません。

これは解剖学的なことなので問題行動というよりも
起こって当然のことですが、人間に飼われている以上は問題行動となります。
 
 

飼い主が気をつけるのが現実的

インコがトイレを覚えると思わない方が良いでしょう。

ここは フンをされること前提で飼い主が気をつけるのが現実的 です。

  • 放鳥する範囲を限定する
  • フンが落ちたら困る場所はカバーをかける
  • フンが出たのを確認して放鳥する

こういった点を意識してみましょう。

ちなみに私はケージ内でフンをしたのを確認できてから放鳥するように心がけてるのと
汚されたくない場所には行かないように、放鳥でも自由な範囲を限定してます。

立て続けにフンをすることはほとんどないので
排泄前よりは排泄後の放鳥がおすすめです。
 
 

飼い主より高い場所に行く

高い位置に行きたがるのは習性

インコが群れで生活するときに

  • 身を守るために高い場所に行きたがる
  • 位が高いほど群れの中でも高い位置にとまる

このような習慣があります。

つまり飼い主よりも高い位置への移動を繰り返すようなら
インコは自分の方が位が上だと思い込んでいます。
 
インコは高いところにいくのは飼い主よりも自分が偉いと勘違いしているから。
 
これは飼い主や家族などを攻撃したり
言うことを聞かなくなる原因になります。

飼い主とペットとの関係としてはこれでは良くないですね。
 
 

高い場所に行ったらすぐ下ろす

高い場所にとまれない工夫ができればいいですが、それは難しいです。

高い場所に止まったら面倒でもすぐに下におろすようにします。

下ろさずにいるとインコの方が優位であると認めてしまったと思われてしまうかもしれません。

ペットとは平等という考えの方もいるかもしれませんが
飼育が難しくなったり他者へ攻撃するようになるとトラブルものとです。
 
 

食事を散らかす

食事を散らかすのにもいろんな原因がありますが、放置しないようにしましょう。
 
 

食事を散らかす原因

インコが食事を散らかすのには

  • 好きなものだけ探して食べたい
  • 飼い主の気を引きたい
  • 発情で興奮している

このようなことがあります。
 
 

エサがこぼれないような工夫を

エサを入れる量を減らしたり、こぼれにくい器に変更してみましょう。

またエサをこぼした後すぐに対応すると
飼い主の気を引くことができたと勘違いしてこぼすのが癖になってしまいます。

暴れるのが収まってから対応することで「暴れてもきてくれない」と認識してもらいましょう。

発情で興奮気味になる場合は、フォージングを取り入れてみます。
 
 

コラム:なわばり意識が問題行動の原因になることも

本来群れで生活するインコですが、飼育されているインコでもなわばり意識は備わっており、お気に入りの場所やパートナーを「なわばり」と認識することがあります。

インコの問題行動はこのなわばり意識が強ければ強いほど問題行動の原因になるといわれています。

なわばりに他者が入り込んでくることで、噛んだり鳴いたりして相手を追い払おうという行動に出ます。

発情した時にはとくになわばり意識が高くなるため、無駄に発情させないような対処法もとくに噛むや鳴くという問題行動には有効なことがあります。

発情過多は病気の原因にもなるので発情の管理も飼い主の大切な役割です。
 
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  • この記事を書いた人

meganuma

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