インコを飼育するために必要な基礎知識
インコやオウムは体が小さく、散歩も不要でケージの中で飼育するため簡単に買えると思っている人が多いかもしれません。
しかしペットを飼育すると言うのは小さな生き物であっても大切な命を授かり、育てていくと言うことです。
飼育の仕方次第で買われるインコは幸せになりますし、不幸にもなります。
インコの飼育を始めるときには基本的な知識を習得し生活面や健康面などに責任を持って愛情注いで育てれるようにしましょう。
この記事ではインコを飼育するために必要な基礎知識を解説します。
飼育環境について
インコやオウムを飼育する場所の確保や、飼育する気持ちを再確認しましょう。
ケージを置くのに適した場所を
インコは小型のものでも快適に生活するためにはある程度のケージの広さが必要です。
ケージを置くのもインコが安心して過ごせる場所を選びましょう。
大きなインコになると鳴き声も大きくなるため、近所迷惑になることもあります。
特にアパートなどの場合では隣の世帯との境となるような部屋には設置しない方が無難です。
まずインコの飼育が可能かどうかを検討・確認をしましょう。
本当に飼育できるの?
インコを飼育し始めると食事や水の交換など毎日やるべきお世話があります。
また極端な寒さには弱いため、保温が必要になることもあります。
また臭いや病気の予防のために、ケージの掃除もこまめに行うことも大切です。
このようにインコのお世話は楽なものではありません。
本当に飼育・お世話ができるのかをもう一度自分に問いかけてみましょう。
寿命が40年以上のものも。自分のライフサイクルも考えよう
小さなインコなどの寿命は人間の飼育環境でだいたい10年以下程度ですが、飼育環境や長生きするものでは40年以上の寿命がある種類もあります。
ライフサイクルといえば
- 結婚
- 出産・育児
- 就学・就職
- 引っ越し
- 死
このようなものがあります。
自身のこれからのライフサイクルとインコの寿命を合わせて考えてみてください。
インコが一生を終えるまで、きちんと飼育できるのかをあらためて考えてみましょう。 インコの種類は300以上ともいわれていますが、日本のペットショップなどでみることができるのは限られています。 このサイトでは日本のペットショップで比較的みることのできるインコやオウムをサイズ別・種類別 ...
日本で人気のインコの種類。サイズ・種類別。
インコの飼育にも意外とお金がかかります
インコのエサにかかる費用や保温するための費用はそこまで大きなものではありません。
しかしインコだって病気をすることがありますし、病気の予防も必要です。
健康診断や予防接種、病気の治療にかかるお金が必要になることも意識しておきましょう。
犬や猫と同様に動物保険に入ることも考えてみてください。
家族・パートナーと飼育することの相談を
インコを飼い始めるときに同居する家族やパートナーがいる場合は、必ず飼育の相談をするようにしましょう。
相談を持ち掛けるときにはインコを飼育するメリットばかりを説明しがちですが、デメリットも隠さず伝えましょう。
どんなにきちんとお世話をしていても次のようなことはどうしてもデメリットとなります。
- 費用がどうしてもかかる。
- どうしても臭いが発生することも。
- 鳥のアレルギーが発生する可能性もある。
- 鳴き声をうるさく感じてしまうことも。
あなたが飼育をしたくても、同居する全ての人が同じ気持ちとは限りません。
「こんなはずじゃなかった」と家族などから不満を言われないようにすることもインコとの生活には重要です。